ごんごろ鐘

内容紹介
ある村の尼寺にある「ごんごろ鐘」が、戦時下の金属供出により献納されることになった。鐘の名前の由来には、製作者のぜんそくが原因とする説、三河の国のごんごろうという鐘師にちなむという説、「ごんごん」が訛ったという説などがあった。鐘の出征の日、村人たちが大勢集まり、お別れの機会として子供たちに鐘を三回ずつ突かせた後、牛車で運び出していった。翌日、深谷から年老いた男性が乳母車で鐘との別れを惜しみに来たが、到着が一日遅れてしまった。
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