耳で聴く本屋さん

夢のお七

内容紹介

新歌舞伎の作者で、小説『半七捕物帳』で知られる岡本綺堂が、八百屋お七とその墓についての昔話を紹介。お七については、蜀山人の「一話一言」や円乗寺の寺記など様々あるが、旗本の治三郎老人から聞かされた昔話は――。彰義隊に参加していた治三郎は、ある日、円乗寺にお七の墓を訪れる。その後、酔い倒れた治三郎は、お七の夢を見る。数日後、彰義隊は破れ、落武者となった治三郎は・・・。