耳で聴く本屋さん

犬の生活

内容紹介

武蔵野に移り、ある家の離れを借りて三年ほど経つ。ある日、井の頭公園のベンチで午睡の夢から覚めると、夢に出てきた犬の顔があった。私は母屋のお婆さんの許諾を得て、その犬を飼うことにする。メリーと名づけた牝犬はどうやら妊娠しているらしい。メリーと共に暮らすようになってから、私の日常も改まってきた。メリーのために手足を動かすことで、自分の心が活発と鷹揚の度合いを増していく気がする。