耳で聴く本屋さん

押入れ随筆

内容紹介

1957年に初出されたエッセイ集。著者の日常生活や考え方がつづられている。吉川英治は、自分の潔癖性や外出時の持ち物嫌いについて述べ、家庭内での挨拶習慣の重要性を語る。彼はまた、日本の住宅が洋風を取り入れる習慣の不足について指摘し、味噌や梅干しに関する思い出を述懐する。ミスコンテストの審査員としての経験を通じて、美と運命について考察し、落選者にも将来のチャンスがあることを示唆する。