耳で聴く本屋さん

ヌスビトトコヒツヂ

内容紹介

柔らかい草が生えている広場で羊たちが遊んでいる。すると、一人の盗人が通りかかる。お腹がすいていた盗人は、群れから離れて遊ぶ丸々とした子羊を盗むと、森の方へ連れて行ってしまう。殺そうと思って石ころを振り上げたものの、急に子羊が可哀想になって食べるのを諦める。子羊を懐に入れて村にやって来た盗人は、水車のそばにいた百姓に、焼きたてのパン五つと子羊を取り替えようするが・・・。