少年・春

画家である竹久夢二による童話。幼児である「あなた」と、母親の会話によって物語は進む。母親は「あなた」を膝に抱えて、絵本を読んでいる。絵本はスズメが雛鳥を虐殺する内容を伝えていた。あまりの残酷さに涙する「あなた」に、母親は絵本が描く美しい側面を優しく語り、そしてキスをした。物語に描かれるいくつかの残酷さと、母親による深い愛情の対比が描かれる。