耳で聴く本屋さん

きりぎりす

内容紹介

19歳のとき「私」は画家である「あなた」と結婚した。生活は貧しかったが、幸福だった。ある個展での画が高く評価され、急に売れ始めた「あなた」は変わってしまう。名声を得るに連れてお金ばかりにこだわり、陰口ばかりをたたき嘘つきになってしまった。世の中の大半は「あなた」のようになってしまうかもしれないが、夫の変化を受け入れられない「私」は別れを決意する。その夜、縁側からきりぎりすの鳴き声が聞こえてくるのだった。