耳で聴く本屋さん

江戸の化物

内容紹介

時代小説の大家・岡本綺堂が江戸の怪談を語る。曰く池袋出身の女は不吉故雇用を避けられており、例として内藤紀伊守の下屋敷の事件に言及。ある夜女中たちの寝室の蚊帳の上に大量の蛙が現れ、これを怪しんだ武士が空鉄砲を撃った所、切り石が降り注いだ。不審に思って詮議した所、池袋出身の女中が出入りの者と密通していた事実が発覚する。他、天狗や狐憑き、河童が巻き起こす種々雑多な怪異を挙げていく。