耳で聴く本屋さん

星あかり

内容紹介

鎌倉の妙長寺に友人と寄宿している主人公。友人が止めるのも聞かず、夜の墓場を徘徊するうちに閉め出されてしまう。気を取り直して由比ヶ浜まで歩いていくが、身体も精神も疲れ切ってしまい、人家からはひとの気配もない。海浜に着いてみれば、どこまでも続く暗黒の水が恐ろしい。慌てて寺まで逃げ帰り本堂に入る。蚊帳の中を覗きこむと、そこに眠っていたのは自分自身であった。