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泉 鏡花

1873年11月4日石川県金沢市に生まれる。父は錺職人。次女出産時に産褥熱により他界した母の面影を摩耶夫人像に託し、終生思慕を捧げ続けた。友人の下宿で読んだ「二人比丘尼色懺悔」に感銘を受け、尾崎紅葉に弟子入りを志し上京。尾崎家に居候しながら著作を発表し、文壇での地位を確立していく。此岸と彼岸が交わる幻想的作風や耽美な文体が支持された。代表作は「高野聖」「草迷宮」「歌行燈」など。

泉 鏡花の作品一覧