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山の村で育った、耳の遠い娘と足の不自由な娘がいた。仲のよい二人は、一人が東京へ奉公に出ることになり、別れを惜しむ。東京で働く娘は故郷を思い、わずかな給金から帰省の着物や土産のための金を少しずつためていた。奉公に出て五年目の春の終わり、帰省のために娘が買ったのは、うす紅色と水色の模様の日がさだった。村に戻った彼女のもとへ、見慣れない日がさにひかれた娘たちが集まってくる。