耳で聴く本屋さん

朝飯

内容紹介

長野の測候所に勤める「自分」のもとを、ある休日、一人の男が訪ねてくる。越後から東京の親戚を頼って旅をする途中で病気になり、金も使い果たしたという。朝飯も食べていないと訴える男に、「自分」はかつて放浪した頃の飢えと疲れを思い出す。震えながら立つ男に腰を掛けるよう勧め、自らの経験をもとに、旅を続けるための忠告を始める。