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海の向こうには極楽があり、自分が笛を吹くと天人たちが聴いている。笛の名人・熊さんは、砂浜で子供たちにそう話す。熊さんには見えるというその国も、子供たちの目には夕焼けの空と波が映るばかり。子供たちは熊さんの笛で練習し、新しい笛を作ってもらう日を待っていた。冬、竹を切りに出かけた一行の前に、山を越えてきた旅人が現れ、彼もまた極楽について語り出すのだが───。