耳で聴く本屋さん

少女病

内容紹介

三十七歳の文学者・杉田古城は、妻子と暮らし、雑誌社に勤めている。かつて少女小説で評判を得た彼も、今は仕事と生活に追われる身。文学者としての将来にも希望を持てず、妻の老いや自分の過ぎた青春を思う日々が続く。毎朝の通勤電車で若い女性を眺め、思いを巡らすことが楽しみになっていた。ある朝も、見覚えのある娘たちの姿が、その心を占めていく。