耳で聴く本屋さん

がん

内容紹介

自由を求めて旅立つがんたちの姿を描いた短編小説。禁猟区の池に安住していた若いがんたちに、年老いたがんが、幼い頃に見た人間のいない土地の記憶を語る。かすかな記憶を頼りに旅立つか、人間の与えた安全に留まるか。月の下で議論を重ねた末、一同は老いたがんを先達に北へ飛び立った。弱いものを列の真ん中に入れ、注意深いがんがしんがりを務める隊列である。