耳で聴く本屋さん

牛をつないだ椿の木

内容紹介

道中、利助は牛をつなぎ、人力曳きの海蔵も人力車を置いて山中の清水を飲みに行った。戻ってみると、牛が椿の葉を食べてしまっており、土地主がかんかんに怒っている。海蔵のとりなしでその場は収まったが、二人はもう少し清水が近いといいのに、と悩むのであった。後日、井戸掘りから井戸なら三十円で掘れると聞いた海蔵は、山林で儲けたという利助に三十円の出資を持ちかけるが、皆が飲む井戸にどうして俺が金を出すのか、と断られてしまう。