耳で聴く本屋さん

金色のボタン

内容紹介

遊び相手を探して外に出たゆり子は、道で菊の花のような模様の金色のボタンを拾う。おまわりさんに届けなくていいかと考えるうち、仲よしの正ちゃんにせがまれ、勲章のように胸へつけたいという彼にあげてしまう。だが原っぱで年上の清二に空へ投げられ、ボタンは行方知れずになる。数日後、お母さんと省線電車に乗ったゆり子は、おばあさんの降りるのを親切に世話するおじさんの洋服に、見覚えのあるボタンを見つける──。