耳で聴く本屋さん

子供たち

内容紹介

雨の昼、床屋帰りの「私」は男の子に金をせがまれる。祖母にいじめられ昨日から食べていないと言うが、それはメンコ代欲しさの作り話で、断られると悪態をついて去っていった。後日「私」は本屋で、別の日に花屋の前で金を求めてきた子と再会する。その子は麦代のため回読会の雑誌を売ろうとしていた。店主は、堀川向こうの貧しい長屋では子供に作り話をさせ、通行人から金をせびらせているのだと明かす。雨の街で出会った子供たちの正体が、少しずつ見えてくる。