作品名、作者名、ナレーター名を検索する
東京へ奉公に出る妹のお花のため、姉は別れの悲しみを抱えながら、いつまでも身につくものをと真っ赤なえり巻きを買い与える。林にとまった赤いいすかの色から思いついた贈り物だった。上野駅では赤いえり巻きが目立ち、お花は無事に出迎えの一家と会い、「金魚」とあだ名されかわいがられる。姉のまごころがこもったえり巻きを大切にしていたお花だが、やがて都会の娘らしいものを欲しがるようになり──。