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染め物屋に置かれたキューピー人形に、幼い男の子ふたりが悪態をついて遊んでいた。そこへ用足しの途中の少年・清吉が通りかかる。子どもたちは、道で出会った老婆に「おばけがきた」とはやし立て、泣かせてしまうことまでしていた。清吉は子どもを叱って追い払い、頭巾のせいで間違えたのだと懸命に老婆をなぐさめる。空襲で家を焼かれた老婆の身の上を聞きながら、清吉は自分も家を失い、燃える町から母と幼い弟とともに逃げたあの夜を思い起こす。