耳で聴く本屋さん

ジャンの物語

内容紹介

『貧しき人々の群』『伸子』『播州平野』『道標』などの代表作で知られ、昭和期に活動した作家の随筆。ロシアの文豪レフ・トルストイの孫息子ジャンが、パリの少年感化院から脱走し警察に捕らわれた後、「ジャンの手記」を書いた。この手記が私たちに与える教訓はいったい何か。もしジャンの不幸を、ただ孤児になったからというだけの原因で見るのは浅い観察だ。彼を励まし、幸せの方向を示す者がいなかったことが、本質的な不運なのである。