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宮中に仕える年上の女房・花桐と、年若い持彦との激しい愛情が描かれる。母のない持彦にとって、花桐は恋人であると同時に母でも姉でもあった。しかし片時も離れずに愛情を求め続ける持彦の執拗さは、かえって花桐の愛情のあらわしようを封じ込めてしまう。持彦は宮司の女房である花桐の部屋に入り浸りとなり、他の女房たちは最初こそ見ぬふりを装っていたが、やがて嶮しい視線を向けるようになる──。