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同じ母から生まれたのに、その姉妹は「性質」が異なっていた。常に桃色の着物を着る妹は快活で、灰色の着物を着る姉は口数も少ない。姉妹は一緒にいることはなかったが、たとえ気質は違っても、陰気な姉は妹のことを忘れることはできない。快活な妹にとっては迷惑で、できるものなら永久に姉から別れてしまいたいと思っている。そしてある時、妹は家にはもう帰るまいと町へ行き、姿を隠してしまった。姉は独り町をさまよい、妹を探しはじめる。