耳で聴く本屋さん

わが半生を語る

内容紹介

代表作『走れメロス』『人間失格』で知られ、昭和期に活動した小説家の随筆。田舎の金持ちの家に生まれた私は、末っ子として何不自由なく育った。そのため世間知らずのはにかみ屋になってしまった。他人と満足に口もきけぬ弱い性格で、子供の頃から厭世主義といってもいいくらい、この世から去りたいと考えている。こういう性格が私を文学に志しめる動機になった。一事が万事、人から非難されるような恐怖感がいつも自分に付きまとっている。