耳で聴く本屋さん

独り旅

内容紹介

山を一人で旅した体験を綴った紀行文。著者は霧と小雨の中、三つめの駅で汽車を降り、日和下駄のまま目的地の旅宿へ向かう。道は爪先上がりで、左は落葉松の森林、右は崖っぷちという不安な道中を経て、ようやく宿の灯を見つける。前に来た時は盆踊りで満室だったが、今回は泊まり客が少なかった。宿で偶然出会った女子大学出のインテリ女性と意気投合し、共通の友人がいることも判明して親しくなる。