耳で聴く本屋さん

夢幻泡影

内容紹介

夜、妻の呼び声で目を覚ます。妻は神経痛の痛みに苦しんでおり、按摩を呼んでほしいと頼んできた。時計は夜中の十二時近くを指していた。妻はこのごろ夜はよく眠れず、昼に眠る癖がついていた。そのような生活からか時間を錯倒するらしく、夕方に酒を買ってきた私に対し「こんな朝っぱらから、お酒売っている所なんかないのにね」と言う始末だった。眠れない妻をなだめ、床につくが、変な音に目を覚まして見に行くと、妻が畳みの上に嘔吐している様子が目に入ってきた。