耳で聴く本屋さん

長い名

内容紹介

ちょんきりのちょんさんの本当の名前を、だれも知らなかった。亡くなったこの子のおかあさんが、この子の運がいいように何かいい名前をつけようと、三日三晩考えぬいて、病気になって、いよいよ目をつぶるというときに、かすかな声で、「ああ、やっと考えつきました。この子の名はちょん」と言いかけたなり、もう口が利けなくなってしまったからであった。