耳で聴く本屋さん

青い花の香り

内容紹介

のぶ子は幼い頃にかわいがってくれた姉の顔を覚えていない。母によれば、姉は遠い外国へ嫁いだという。そんな姉の顔を一目でいいから見たいと願う。ある日、外国から小さな軽い紙の箱が届く。南アメリカに住む姉が、手紙と一緒に草花の種子を送ってくれたのだ。きっと美しい花が咲くに違いないと、黒い素焼きの鉢に植えて大事にしていた。翌年、一つの鉢には真紅の花が、もう一つの鉢には青い色の花が咲く。青い花は懐かしい香りがする。