耳で聴く本屋さん

雪の上の舞踏

内容紹介

はるか北の島では、冬が近づくと人々は南へ向けて旅立つ準備を始める。その別れの晩、小屋に集まった男女は食卓を囲み、歌い、にぎやかに踊る。窓の外では、孤独な一匹の狐がその様子をじっと眺めていた。「人間は、ああして楽しそうに暮らしているのに……」――狐は、彼らのように踊ってみたいという、ふとした願いを抱く。