耳で聴く本屋さん

道なき道

内容紹介

寿子は子供心にヴァイオリンという楽器を呪わしく、恨めしく思っていた。小学校に入った時から父親に習いはじめ、二年の間に「チゴイネルワイゼン」が弾けるようになるほど、厳しく仕込まれる。ある日、弦から流れる音の素晴らしさに驚いた父親は、寿子を連れて生国魂神社にお詣りし、「日本一のヴァイオリン弾き」にすることを誓う。その日から、生活のすべてを犠牲にした父親による、苦しい稽古が繰り返され・・・。