耳で聴く本屋さん

章魚木の下で

内容紹介

中島敦による随筆。南洋の島で戦争を迎えた中島が、文学と戦争について思索する。中島は東京に戻って文壇の議論に驚き、文学が戦争にどう役立つか考える。しかし、南洋で文学と戦争を別物と見なしていた中島は、文学が時局に応じた宣伝手段とされることに抵抗を覚えていた。そして、文学の代用品を認めず、創作に無理を感じるならば書かずに実務へと身を投じるべきだと考え、戦争と文学の間で悩む姿が描かれている。