耳で聴く本屋さん

或夜

内容紹介

永井荷風による短編小説。戦後の日本社会を背景にしている。17歳の季子は、母の死後、姉夫婦の家に引き取られて暮らしていた。姉の家はありふれた家庭であったが、季子にはどこか居心地の悪さがあり、この家にいるのが嫌だと感じていた。ある日、鳥打帽をかぶった20代半ばの男が現れ、季子に話しかける。二人は夜店のある通りを歩き、汁粉屋で一緒に汁粉を食べた。季子は男の意図を察しつつも、姉夫婦に内緒で冒険をする痛快さを感じていた。