耳で聴く本屋さん

あのころ-幼ものがたり-

内容紹介

明治~昭和期に活躍した日本画家の上村松園が幼少期を回顧する随筆。幼い頃から人物画ばかり描いていた私は、母にねだって絵草紙屋で白描を買ってもらった。小学校時代も石盤に絵ばかり描いていた。女性の画ばかり描いていたからか、着物や帯にも詳しくなった。そんな私を見て、母は画学校に通わせてくれた。それが私の画道のスタートだった。