耳で聴く本屋さん

内容紹介

徳田秋声の短編小説。貧しい老人吉兵衛が、ある夜の語らいの中で、息子晴二郎の死について赤裸々に語る。息子は軍隊で水泳の才能を認められ、ある事件の際に上官救助のために河に飛び込むが、むなしく命を落としてしまう。しかし、その救助行為は軍隊内で称えられ、吉兵衛のもとには手厚い弔慰の品々が届けられる。吉兵衛は父としての悲しみを胸に秘めつつも、息子の死を誇らしく思ったと言う。