耳で聴く本屋さん

時計

内容紹介

『貧しき人々の群』『伸子』などの代表作で知られる昭和期に活動した作家による随筆。生まれて初めての時計は、女学校を出た年に父が買ってくれた懐中時計。黒いリボンをつけて大切にしていたが、自働電話をかけた時に置き忘れてしまう。代わりに父が買ってくれたウォルサムの時計にも黒いリボンをつけたが、二年ばかりで動かなくなる。三度目の修理を諦めてから、永年、時計なしに暮らしていたが・・・。