耳で聴く本屋さん

秋の反射

内容紹介

敷生村の青年団の役員を務める仙二は、家の納屋に十五年以上暮らす沢や婆さんのことで心を悩ませている。沢や婆さんの前身を知る者はいない。働きもせず、高くとまっているので、村の人から軽蔑されている。この永い一生、何をして生きてきたのか。この瞬間がいつまで続くものだろうか。仙二が戸籍を調べてもらうと、彼女が有坂イサヲという姓名で、籍は二里近く離れた柳田村にあることを知る。