耳で聴く本屋さん

愚かな一日

内容紹介

病床の小説家・河野は隣室で交わされる親友・瀬川と妻の会話を盗み聞く。療養先に友人が少なく、心細い思いをしている妻の勧めに従い、瀬川はまた泊まっていくようだ。先日の河野の誕生日にも瀬川が長居し、夫婦水入らずで過ごす計画がご破算になった。その後部屋に入ってきた瀬川と妻に対し、鬱屈した心情を打ち明けるものの、理解が得られず孤独は深まるばかり。しまいには二人の仲まで怪しみ始め……。