耳で聴く本屋さん

老妓抄

内容紹介

小そのは長く芸者として豊富な人生経験を重ねてきた老妓である。それなりの財産を築き、自由な生活を謳歌していた。家を改築して電化装置を導入したある日、電気器具商で働く柚木と出会う。発明家として成功したいという柚木の若々しいエネルギーと情熱に、老妓は心を惹かれる。彼女は自身の家に工房を設置し、研究の機械を買い与えて、彼の面倒を見ることにした。しかし小そのの支援を受け、生活が安定した柚木は発明に対する熱意を次第に失っていくのだった…。