耳で聴く本屋さん

内容紹介

主人公の女に恋心を寄せる直助。女学校に通う女は自身が持つ性欲と上手く向き合うことができない。直助は純粋な気持ちで語りかけるが、女は素直に対応できない。直助と女の会話から、恋愛がもたらす慈悲が切ないほどに伝わってくる。女学校を卒業した女は別の男と結婚することになった。嫁入りの荷物を運ぶため、川に橋を架ける仕事を直助は任させることに。川が象徴するものは、未来への「希望」なのか、それとも…。