耳で聴く本屋さん

魔像

内容紹介

郷里で除隊後、伯父を頼って東京に出た寺田洵吉は、朝から職探しをしていたが、失望を味わいながら浅草公園でぼんやりとしていた。ふと二三日前に偶然会った中学時代の同級生の水木舜一郎を思い出し、荻窪の家を訪れる。水木は中学時代から写真好きだった。部屋の壁に貼られた写真を観賞しているうち、洵吉は妖しい波動に心を奪われる。水木の家に腰を据え、彼の助手をすることになるのだが・・・。