耳で聴く本屋さん

露伴先生と神仙道

内容紹介

雪の結晶の研究や人工雪の開発で知られる物理学者の随筆。昭和二十二年の夏、最後の病床についていた幸田露伴先生は、「じゃ、おれはもう死んじゃうよ」と残した。この言葉には、生と死を超越したものを感じる。露伴先生の生死観は何に鍛えられたのだろうか。先生の研究論文『魔法修業者』『神仙道の一先人』『仙書参同契』に詳しく述べられている「丹道の極意」に通じている気がする。