耳で聴く本屋さん

神戸

内容紹介

映画撮影の合間に、久しぶりに神戸の町を歩く古川緑波。三の宮の弘養館で食べるビフテキから、幼い日の記憶がよみがえる。メニューのない店で頼む料理、藍色の皿、初めて口にした食材。食卓の細部が、昔の神戸へと記憶をつないでいく。元町の豚まんじゅう、中国料理、かつて通ったバー。店の味やもてなしをたどりながら、戦前から戦後へと移り変わる神戸の食と街の姿を綴る。