耳で聴く本屋さん

東北の家

内容紹介

明治期から昭和期に活動した歌人・作家・アイルランド文学翻訳家による随筆。東京生まれで東京育ちの娘Fが、夫の転勤で仙台に住むことになった。最初にFの家を訪れた時、玄関ではC女に続いて、白い仔猫のおタマが出迎えてくれた。私とは初対面の家族の一員だ。それから幾度となく泊まりに行く度に、Fと松島や塩釜などを旅した。昭和十八年の春、仙台の街で買い物をしていると、大きな紙が張り出され、敵機が初めて東京に来たことを知る。