耳で聴く本屋さん

若い人たちの意志

内容紹介

『貧しき人々の群』『伸子』『播州平野』などの代表作で知られ、昭和期に活動した作家の評論。十代の人達が、社会の歴史にとって注目すべき年代として登場してきた。あてどない寂しさと憧れ。十代は初々しく苦しい人間の目覚めである。十代の理性は不器用に生き方の追求に出発し、十代の条理は人生のどの季節より単純明白だが、一方で爆発的な情熱は非条理に行動させるモメントを持っている。十代の人間悲劇は、社会関係に対して幼く、激烈である。