耳で聴く本屋さん

鼠坂

内容紹介

小日向から音羽へ下りる鼠坂の空地に、満州での戦争中に財を成した深淵という人物が、立派な邸宅を建てた。ある日、深淵は新聞記者の小川と通訳をしていた平山を招いて宴会をする。当時の出来事を語り合ううちに、深淵は小川の経験した「凄い話」を軽い調子で話し始める。ある晩のこと、村の宿舎に泊まっていた小川は、物音に気づき探検に出た。石垣の向こう側の家に入ると、そこには浅葱色の服を着た二十歳くらいの美女が隠れていて・・・。