耳で聴く本屋さん

秘められたる挿話

内容紹介

ある朝、浅田は隣家で老婆が殺されたと知る。深夜にマンドリンの音を聞いたと話すと、妻の折江は気のせいだと打ち消し、体調を理由に墓参も断った。ところがその日、手提鞄を持って新宿を急ぐ妻の姿を社員が目撃する。やがて妻はタクシー事故で人事不省となり病院へ運ばれた。所持品からは株券を売った書付が見つかり、金は見知らぬ男の手に渡っていた──。