耳で聴く本屋さん

首切り問答

内容紹介

九州で県庁の属官を勤める「僕」のもとへ、高等学校時代からの親友・野口君が突然訪ねてきた。中学校で英語教諭をしていた野口君は、新校長となった教頭から学校の都合を理由に退職を迫られ、辞表を叩きつけてきたのだった。鼻っ張りが強く目上に突っかかる性格の野口君は、憤懣やるかたない様子で相談を持ちかける。折しも二人で観た忠臣蔵に触発され、野口君は教頭を「吉良の野郎」と呼び、仇討ちを宣言するのであった──。