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『貧しき人々の群』『播州平野』『道標』などの代表作で知られ、昭和期に活動した作家の文芸評論。文学的な本を読む読者は増えているが、通俗読物と文学作品の区別を知らずに購入する現象が起きている。ここには文学の成長の可能性の問題がある。今や作品を生み出す作家・評論家自身がどういう質の読者であるかという点も観察される時代になっている。例えばモーロアの『フランス敗れたり』は、果たしてどれだけの価値ある著作であるだろうか。