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旅役者の妻より

内容紹介

日向路をさすらう旅役者一座の妻「かよ」が、親子三人で病に倒れ、座元に置き去りにされるまでの苦難が綴られる。岡村の兄や金貸しの戸部の伯父に無心しても断られ、実父からも見放され、母がこっそり送る僅かな金にすがって生き延びる日々。やがて常磐座の持主・尾形家の奥様に拾われ、お針仕事をしながら親子が回復していくが、そこで夫をめぐるある噂が妻を待ち受けていた。