三両清兵衛と名馬朝月
内容紹介
毛利輝元の重臣・宍戸備前守に仕える川音清兵衛は、身分が低く借金も抱える貧乏侍だが、来たる朝鮮征伐に備え必死に工面した三両で馬を手に入れる。骨と皮ばかりの痩せ馬に朝月と名をつけた清兵衛を、周りは三両清兵衛とあだ名して笑った。しかし清兵衛は自分の食を削ってまで朝月に良い飼料を与え続け、新しい厩を建てればその隅に自分の部屋を作って馬糞の臭いの中で寝起きするほど愛情を注ぐ。やがて朝月は見違えるような駿馬に育ち──。
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